夏風邪の治し方の情報

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夏風邪の治し方

夏風邪の原因

 

冬の風邪の原因としてはライノウイルスが有名ですが、夏風邪はエンテロ(エンテロとは消化管という意味で、エンテロウイルスは消化管に感染します)ウイルス(手足口病・ヘルパンギーナ)・アデノウイルス(プール熱)の一部のウイルス(アデノウイルスは51種あり年中どれかのウイルスが元気です)が有名です。

 

冬のウイルスと決定的に違うことは夏のウイルスは湿度が高い方が活発になるということです。

 

夏風邪の症状

 

プール熱(咽頭結膜炎)

 

主にアデノウイルスの3型が原因となって起こります。

 

症状は高熱と微熱を4〜5日繰り返すこと、喉の腫れや痛み(咽頭炎)、目やにや目の充血(結膜炎)などが主なものです。

 

潜伏期間は5〜7日です。

 

プールだけでなく飛沫感染・糞便を介した経口感染もあります。

 

アデノウイルスについてわかりやすくまとまったサイトがあったのでご紹介しておきます。

 

http://denka-seiken.jp/jp/special/adeno_qa.html

 

手足口病

 

主にエンテロウイルスの71型やコクサッキー(コクサッキーはエンテロの1種です)ウイルスのAタイプが原因となって起こります。

 

症状は2〜3日の発熱・口内炎・手足や口周りの水疱性発疹などが現れます。

 

潜伏期間は3〜6日です。

 

飛沫感染・糞便を介した経口感染で広がります。

 

ヘルパンギーナ

 

コクサッキーウイルスのAタイプが主な原因です。

 

症状は2〜3日の発熱と口腔内に水泡ができます。

 

潜伏期間は3〜6日です。

 

飛沫感染・糞便を介した経口感染で広がります。

 

夏風邪は子供・幼児が中心

 

冬の風邪でも割合的には子供の方が圧倒的に多いですが(主な感染源が保育所や学校であるため)、夏の風邪はさらに子供の割合が高いようです。

 

プール熱は5歳以下の割合が6〜8割、手足口病も5歳以下が9割、ヘルパンギーナも4歳以下が主な患者です。

 

どの風邪でも口腔内に症状が出るので、食べるのが辛くなってしまうのがかわいそうです。

 

大人は子供の看病でウイルスをもらって感染することが多いので注意が必要です。

 

夏風邪の治し方

 

夏風邪のウイルスをやっつける抗ウイルスというのはありませんので、症状がひどくなければ基本は安静ということになります。

 

症状がひどい場合は薬などで症状を緩和します。

 

合併症はほとんど起こらないようですが、小さい子供さんに症状が出た場合はすぐに病院に連れて行くべきです。

 

他の病気かもしれませんし、食べられなかったり、夏だけに脱水症状になってしまう可能性も高いので、医師の指示を仰ぎましょう。

 

予防法としては、5歳以下の子なのでなかなか難しいですが、うがい・手洗いを頑張ってやらせるぐらいでしょうか。

 

大人は子供からウイルスをもらわないようにタオルを別にしたり、看病する時にマスクをしたりすればある程度は防げるかと思います。

 

風邪が治っても1ヶ月ぐらいは便からウイルスが出ます(これが感染が広がる主な理由のようです)。

 

長引く夏風邪(大人の)をなんとかするには

 

夏風邪の主役は子供ですが、大人でも風邪をひくことがあります(冬に比べれば少ないですが)。

 

そして、夏風邪は長引くことが圧倒的に多いです。

 

2〜3週間体調がはっきりしなくて、夏バテとともに弱ってしまうこともあります。

 

それで、長引くということは体の中のウイルスを退治しきれていないということです。

 

で、ウイルスを退治するのは主にリンパ球です。

 

⇒クリックするとウィキペディアのリンパ球の説明の部分へ行きます

 

そして、免疫学の権威の安保徹の「白血球の自律神経支配の法則」を信じるなら、リンパ球が活発になるのは副交感神経が優位な時となります。

 

「白血球の自律神経支配の法則」

 

交感神経優位→アドレナリン分泌増加→顆粒球を活性化する

副交感神経→アセチルコリン分泌増加→リンパ球を活性化する

 

http://kouganzai-tenisokusin.com/kougan02.html

 

「白血球の自律神経支配の法則」は僕はかなり的を得ているような気がします。

 

例えばですが、風邪をひくと眠くなりますが、それは体が副交感神経優位にしようとしている(寝てる時は副交感神経が優位です)ということで、なぜ副交感神経優位にしようとしているかといえばウイルスをやっつけるためにリンパ球を活性化するためと考えられるからです。

 

さらに、長引くということは副交感神経が活発になって欲しい時に活発になっていない=自律神経が上手くコントロールできていないとなるわけです。

 

夏場に自律神経を乱す一番の原因として考えられるのがクーラーの使用によって室温と外気温の差が大きくなりすぎてしまうことです。

 

結論

 

よって考えられる対策としては、

 

  • クーラーの温度を下げすぎない
  • クーラーが効きすぎている場所では厚着をする・ホッカイロを貼る
  • 冷たいものは控えて身体が温まる消化の良いものを食べる
  • 僕が紹介している金時生姜サプリなどを使ってしのぐ

 

などが考えられます。

 

結論としては当たり前なものになりましたが(笑)、やっぱクーラーにどう対処していくかというのが最大の課題かと思います。

 

でも、クーラーを使わないというのは最近の夏の暑さを考えると逆効果になることが多そうなので、上手に使っていくのが良さそうです。

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